Digital National Security Archive
アメリカ外交政策極秘文書シリーズ
T.データベースの概要
The National Security Archive (NSA) 所蔵の現代米国国家安全保障関連一次文献コレクションの一部です。NSAは1985年に設立された非営利団体で、現代米国の国家安全保障に関する一次文献に関しては、米国政府に次ぐ最大の所蔵先と言われています。
中央大学で契約しているのは以下の7コレクションです。
- Japan and the United States: Diplomatic, Security, and Economic Relations,1960-1976 日本とアメリカ・1
- Japan and the United States: Diplomatic, Security, and Economic Relations,1977-1992 日本とアメリカ・2
- Japan and the United States: Diplomatic, Security, and Economic Relations,1961-2000 日本とアメリカ・3
- China and the United States: From Hostility to Engagement, 1960-1998 中国-アメリカ関係
- The United States and the Two Koreas Part I, 1969-2000 アメリカと南北朝鮮 Part1
- The United States and the Two Koreas Part II, 1969-2010 アメリカと南北朝鮮 Part2
- Philippines, The: U.S. Policy During the Marcos Years,1965-1986 フィリピンとアメリカ
- Japan and the United States: Diplomatic, Security, and Economic Relations,1-3
米国の対日政策に関する公文書を中心に国務省、国防総省、通商代表部、CIA、駐日米国大使館、カーター & レーガン両大統領図書館など、数多くの機関に散在していた文書が体系的な形で利用可能になっています。
【収録テーマ例】
- 核持込みを巡る日米安保条約の「事前協議」問題
- 沖縄返還交渉の推移と米国による沖縄への政治的介入の画策
- ヴェトナム戦争の激化と日米協力体制への影響
- 米国国務省・CIAによる日本政治の評価
- ニクソンショック後におけるニクソン大統領と佐藤・田中両首相との首脳会談の記録
- カーター、レーガン、ブッシュ各大統領と歴代日本首相とのサミット関連資料
- 日本の貿易障壁について記された米国通商代表部(USTR)の覚書
- 湾岸戦争での日本の貢献に関するアマコスト前駐日大使からの外電
- 日米安全保障協議委員会会議の詳細報告 etc
- China and the United States: From Hostility to Engagement
アメリカの対中国・台湾政策に関する通信文、協定、報告書、内部メモなど2,000点以上、さらに、駐中米国大使館の資料や軍備管理、人権問題に関する中国の白書も一部収録します。
【収録テーマ例】
- 米国の中国核施設破壊計画
- ニクソンとキッシンジャーの訪中
- 米国の対台湾政策
- 天安門事件と中国国内の人権問題
- 中国の国内情勢に関する米国の諜報レポート
- 中国の国防体制と軍事力
- 米国-中国の軍事協力体制
- 米国の対中政策に対する貿易問題の影響力 etc
- The United States and the Two Koreas Part I, II, 1969-2010
ニクソン政権からオバマ政権に至る40年間あまりの、南北朝鮮に関するあらゆる出来事、論点を含んだ1,634点以上の政府資料を収録。国務省、国防総省、CIAをはじめとする政府の諸機関から取得した資料に加え、編集委員が選定したウィキリークスのウェブサイトから収集した資料も収録。
【収録テーマ例】
- 1969年北朝鮮による米国偵察機撃墜事件へのニクソン政権の対応
- 金日成から金正日への政権交代
- 韓国における政治的な自由化(光州事件から金大中大統領当選まで)
- 2000年南北首脳会談
- 地域安全保障に北朝鮮がもたらす脅威に関する国際外交に焦点を当てた日本、中国、ロシア他との秘密会談
- ブッシュ(父)政権期(1989〜1993年):国務長官のための早朝要約書
- クリントン政権期(1993〜2001年):北朝鮮の核の脅威、アジア通貨危機
- ブッシュ(子)、オバマ政権期(2001〜2009年、2010年〜):「悪の枢軸」、米朝枠組合意、6者協議 etc
- Philippines, The: U.S. Policy During the Marcos Years,1965-1986
20年にわたるマルコス政権期におけるアメリカの対フィリピン政策を分析するための貴重な一次資料です。 資料の大半は、マルコスの初政権が成功していた1965年後半からイメルダ夫人・側近60人と共にハワイへ逃亡した1986年までのもので、 他に関連裁判資料も含まれています。
【収録テーマ例】
- ジョンソン政権の秘密裏の援助によるフィリピン市民のベトナム派遣工作
- 1966年・1982年のマルコスとイメルダ夫人のアメリカ公式訪問
- ジョンソン(1966年)・ニクソン(1969年)・フォード(1975年)大統領のフィリピン訪問
- 1972年の戒厳令施行
- 1970年・80年代の共産主義とイスラム主義の台頭
- 1983年のアキノ氏暗殺とそれに伴うアメリカの政策的変化
- マルコス終焉を告げた1986年の不正選挙戦
*利用マニュアルをご利用ください。
U.利用可能端末
- 図書館内のデータベース検索機
- キャンパス内の学内LANに接続しているPC
- 統合認証VPN接続をしたPC